~特別企画(超音波検査士制度委員会主催)~
『認定超音波検査士取得のための報告書等作成時のポイントと注意点』
開催日時: | 5月24日(日)15:45~17:45 |
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本セッションの趣旨・概要
男女共同参画委員会企画 シンポジウム
日本超音波医学会における男女共同参画社会の実現にむけて
開催日時: | 5月23日(土)15:45~17:15 |
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趣旨
日本国内における医師の女性の占める割合は19.7%となり、医学部入学者に占める女性の割合は3分の1となっています。平成24年度の医師の女性の割合は40歳以下では30%を越えキャリアの中断や復職などが問題になっております。
各大学や組織で制度は出来つつあるものの、指導的地位の占める割合は低い現状です。指導的立場にある女性医師を積極的に登用することによりロールモデルも増加し、医学研究、育児介護などの両立支援などにも目が向けられ、環境整備もさらに進むものと考えております。
日本超音波医学会では昨年はじめて男女共同参画委員会を発足いたしました。第88回日本超音波医学会学術集会で本学会初の男女共同参画に関するシンポジウムを行うことになり内閣府男女共同参画局の政策に掲げてある、男女共同参画社会の実現に向け、日本超音波医学会でどう取り組んで行くべきか、意識改革をどうするか、ポジティブ・アクションの必要性、実質的な機会の平等の確保、多様性の確保等について会員の方々のディスカッションへの参加をお願い致したくよろしくお願い致します。
特別プログラム(シンポジウム・パネルディスカッション、ワークショップポスター)
Ultrasonic Week 2015では、普段と異なる形でワークショップを開催いたします。
詳細はこちらをご確認ください。
領域横断
ワークショップ 超音波ガイドラインのあり方を探る
超音波診断ガイドラインは各領域別に作成されているが、その基準や方向性は必ずしも統一されてはいない。はじめにガイドライン専門の先生にレクチャーをして頂く。その後に心臓、腹部、婦人科、体表、血管等の各領域における現状を提示して頂き、今後の超音波診断ガイドラインのあり方-方向性について討議したい。
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①超音波ガイドラインのあり方を探る:心臓について
- ②超音波ガイドラインのあり方を探る:肝臓について
- ③超音波ガイドラインのあり方を探る:膵臓について
- ④超音波ガイドラインのあり方を探る:乳腺について
- ⑤超音波ガイドラインのあり方を探る:血管について
シンポジウム この様に行う、誤差の軽減方法(指定)
(第40回日本超音波検査学会との共同企画)
超音波検査を行う上で注意していることは数多くあるが、検者間差、測定誤差等、検査精度に関わる部分は普段の検査ばかりではなく各種研究や治験等の結果にも大きく影響を与える項目である。本セッションでは、各領域における検査誤差低減のための努力、試み、現状を提示していただき、他領域の情報を参考にしつつ、今後の超音波検査における精度管理について討論する。
(日本超音波検査学会との共同企画)
シンポジウム 3次元画像診断の適応と展望(指定)
3次元画像診断はどの程度臨床の場で必要とされ、どのように用いられているか、超音波、CT、MRI 各モダリティの視点(立場)から発表していただく。
どちらが有用か有用でないかといった検討ではなく、それぞれのモダリティにおける長所(優位性)、短所を理解し、目的に則したモダリティの利用方法を検討(それぞれのモダリティの適応を検討)し、今後の3次元画像診断の展望について討論する。
シンポジウム 一度見たらわすれない超音波画像、知っておきたい手技(指定)
骨盤領域を含め、腹部超音波検査で発見される疾患は多岐にわたる。鑑別につながる超音波所見や、診断につながる検査手技、重篤な病態につながる超音波所見について報告していただき、明日への診療につながる企画としたい。
シンポジウム
これって超音波でしょう。超音波検査の正しい使い方とそれに応えるための検査のポイント(指定)
最も有用な画像診断ツールが超音波であるにもかかわらず、CTやMRIが安易に選択されることがしばしばあります。超音波が優位な対象臓器としては、胆嚢、甲状腺、精巣などがあります。また、小さい腫瘍の発見を目標としたスクリーニング検査もじつはCTやMRIは不得意です。これらの領域での超音波検査の有用性を理解し、その期待に応える検査を行うためのポイントを解説したいと思います。
パネルディスカッション 超音波教育の現在・過去・未来(指定)
研修医および技師に対する超音波教育の現状と今後の展望とについて討論する。研修医教育と専門医育成、技師教育と検査士育成、また指導検査士のそれぞれについて討議し、今後の超音波教育の方向性を探る。技師教育においては検査士試験における実績報告書(診断レポート)についても触れる。
パネルディスカッション カラードプラを活かす(指定)
カラードプラ法は、現状では心臓、血管以外の領域では、肝腫瘤の鑑別に用いられる程度で十分に活用されていない。そこで、カラードプラ法の調整方法(基礎)やアーチファクトについて解説いただいた後、表在臓器、頭頸部領域(リンパ節)、肝(腫瘍以外)、腎(腫瘍以外)など各領域におけるカラードプラ法の応用について、設定条件やどんな時に役立つかを発表いただく。
パネルディスカッション 超音波検査におけるパニック値(像)(指定)
(第40回日本超音波検査学会との共同企画)
検体検査分野におけるパニック値はどこの施設も確立されている。しかし、生理検査分野、特に超音波検査については各施設に「あいまいな」形で設定されていることが多い。今回は超音波検査におけるパニック値を再確認するとともに、医師と技師との立場での違いで普段見過ごされている点があれば明らかにしたい。
(日本超音波検査学会との共同企画)
循環器
ワークショップ low-flow low gradient ASを極める
近年low pressure gradient low flow severe ASという概念が提唱され、注目を浴びている。大動脈弁の圧較差は高くない重度の大動脈弁狭窄という意味である。従来は、左室機能が低下し、心拍出量が少ないために生じる低圧較差だけが問題とされていた。しかし、左室駆出率が正常であるにも関わらず、圧較差が高くない重度ASの存在が指摘され、その病態は未だ十分に理解されていない。その予後は一般的に不良とされているが、リアルワールドの実態は十分に解明されていない。そこで、今回は、話題のlow pressure gradient low flow severe ASを超音波学のあらゆる角度から検討し、極めることにした。
圧較差が少ない重度の大動脈弁狭窄を議論する。
- ストレインによる心機能評価の有用性(ストレインの数字を信頼してもよいのか)
- ASの重症度評価の問題点(本当に重度ASなのか?)
- 弁膜症の運動負荷(負荷により得られることは?)
- LFLPG/ASとは(我が国の実態は?)
- ASは、弁だけでなくて、左室にも注目すべき(左室の議論を忘れていませんか?)
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①ASの重症度評価の問題点
- ②弁膜症(AS)の負荷心エコー
- ③AS患者の拡張機能
- ④ストレインによる心機能評価の有用性(ASへの応用)
- ⑤我が国のLFLPG/ASの実態
ワークショップ 視覚的・パターン評価と定量的評価、どっちが役立つ?
心臓超音波検査法では、さまざまな評価方法があり、たくさんの計測を行っている。それぞれの方法には“弱み”や“制約”があり、「こんな症例にはこの計測法は使ってはいけない」とか「この数値の解釈には、こんなことも考えておいた方が良い」とか、とてもややこしい。そして、皆が困っているのは、「計る人によって結果が変わる?」ということかもしれない。計測値、評価法では、目で見て決める視覚的評価や、パターンで判断する評価より、数値で表される定量的評価の方が、当然良いはずである。しかし、定量的評価の現実は、“弱み”や“制約”がいっぱいあって、それを埋めてくれるのが視覚的あるいはパターン評価かもしれない。ここには評価のワザやら、超音波を見る“目”の経験値など、いろいろと絡んでくる。このセッションでは、日常の検査で、「どうやって評価しよう?」と悩んでいる項目について、みなさんの意見を聞いていこうと思います。是非、ご参加ください。
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①左室の局所機能評価はビジュアルで壁運動評価?ストレイン?それとも?
- ②左室の全体機能評価は修正シンプソンでEF?ビジュアルでEF?グローバルストレイン?それとも?
- ③左室の拡張能評価はE/A、E/e'、肺静脈のS/D、各指標の数値が重要?パターンが大事?それ以外の?
- ④弁逆流の重症度は定量評価が良い?半定量評価が良い?それとも視覚的評価?
シンポジウム 心不全チーム医療のための心エコーの活用(指定)
(日本心エコー図学会との共同企画)
心エコー検査はとかく生理機能検査室の中で閉鎖的に行われる傾向があり、心臓病の最も重要な現場である心不全の臨床においては、十分活用がなされていないのが多くの施設の現状と考えます。心不全診療において、若手研修医の教育に加え、心不全チーム構成メンバーである看護師、薬剤師、栄養師、作業療法師などにも心エコーの情報を共有し診療に活用することが出来れば、患者様の病態の深い理解に基づいたよりよい医療の提供につながることが期待されます。本シンポジウムでは心不全チーム医療おいて心エコーを活用していくために、具体的な事例を踏まえ、当学会所属の心エコー専門医や技師が今後どのように活動していかなければならないかを御提言いただきます。
パネルディスカッション 右心機能を臨床に活用する(指定)
右室の主な役割は全身からの静脈還流を受けて入れて、肺動脈へ駆出することであるが、その詳細は未だ解明されていない点も多くあり未知の世界でもある。従来の右室収縮能の指標であるTAPSE、Tei index、組織ドプラ法(S波)などから、近年、2Dスペックルトラッキング法により、右室全体の機能を捉えることが可能となった。臨床的に右心不全とは言っても、左心不全に伴う右心不全、肺高血圧症に伴う右心不全、弁膜症(主にTR)による右心不全、先天性心疾患における右心不全など右心機能への影響もさまざまなのではないか。そのような観点から、右心機能を臨床に活かせれば、心エコー検査の重要性も高まることであろう。
パネルディスカッション 心房細動のエコーを極める(公募)
心房細動は極めて頻度の高い不整脈ではあるが、この不整な調律が心機能のみではなく構造にまで影響を及ぼし、その病態は致死的な結果をもたらすことさえ稀ではない。一方、心エコー検査は心房細動によって生じる様々の病態を把握するのに最も優れた方法であるといっても過言ではない。視点として、①心室の収縮能、拡張能評価、②心房機能の評価、③薬物治療選択への応用、④MAZE・左心耳閉鎖デバイスの適応、⑤CRTにおける心房細動時の注意点など多くの未解決の問題が山積されている。本パネルディスカッションでは心房細動を理解するにあたり、経胸壁および経食道心エコーでどう評価・解釈すればよいか討論したい。
パネルディスカッション 全身性疾患診療における心・血管エコーの役割(公募)
心臓や血管は、代謝、内分泌、免疫異常など様々な全身性疾患から多大な影響を受ける臓器です。その影響を、いち早く捉えて、そして治療効果判定の手段としてエコー検査は日常臨床においては必要不可欠です。また、これら心血管病変から、全身性疾患診断の手がかりとなる場合も稀ではないでしょう。全身性疾患診療において、エコー検査の役割は大きいものの、その反面、限界もあり、他のモダリティーを有効活用することで、さらにエコーの有用性も増すことでしょう。実臨床に直結したパネルディスカッション開催に期待します。
乳腺甲状腺
シンポジウム 乳房超音波検診の意義を考える/
J-START(厚生労働科学研究委託費(革新的がん医療実用化研究事業 乳がん検診における超音波検査の有効性検証に関する研究))の結果からの提言
(JABTSとの共同企画)
マンモグラフィの感度が低下するといわれている40代女性の乳がん検診において、マンモグラフィ検査と超音波検査の併用が有効かどうかを検証する比較試験(J-START)が終了した。
本試験の結果から超音波検査の上乗せ効果が期待されるが、死亡率減少効果までは証明されていない。逆に要精査率の上昇、過剰診断によるharmの増加など、多くの問題点が予測される。そこで、J-START後の乳房超音波検診の可能性と問題点をあらためて議論し、超音波検診を想定して、具体的にどのような配慮、準備が必要なのか、日本超音波医学会および日本乳腺甲状腺超音波医学会としての見解をまとめ、提言をさせていただきたい。
- ①J-STARTの概要と結果
- ②超音波検診で発見される乳癌の特徴
- ③超音波検診の精度管理
- ④乳がん検診におけるマンモグラフィと超音波検査の総合判定
- ⑤超音波併用検診における日本乳がん検診精度管理中央機構の役割
ワークショップ FNAしなくてよい甲状腺結節とは?
(JABTSとの共同企画)
甲状腺超音波検査では、治療を要するものから臨床的に問題のない病変まで、幅広く多くの病変に遭遇する。FNAしなくてもよい甲状腺結節の超音波像はどのようなものか、どのような病態はしなくていいのかについて議論したい。
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①甲状腺偶発腫瘍の頻度と内容
- ②微小乳頭癌の経過観察例の検討
- ③FNAする・しないの決め手は?
- ④超音波画像所見から見たFNA施行条件
- ⑤諸外国のガイドラインから見たFNA施行条件の相違点
シンポジウム Comprehensive ultrasound in breast(公募)
(JABTSとの共同企画)
超音波併用検診の可能性が議論されてきており、場合によっては、これから超音波で要精査となった症例の精密検査が増えることも予想される。もともと超音波検査での要精査例であるから、同じ超音波だけで生検の適応を判断することは困難であり、結果としてそのほとんどが超音波ガイド下での生検適応となると思われ、生検数の急増が危惧される。
一方、超音波診断装置、診断手法も進化しており、現在の乳房超音波検査には、形態診断であるBモード、微小な血管構築の画像から診断を進めるDoppler、組織の硬さの分布を視覚化し診断に役立てるElastographyの3モードが存在する。これらの3モードを必要に応じ、包括的に組み合わせ診断する手法を「comprehensive ultrasound」と定義し、2012年に論文報告した。その後、本概念は徐々に普及傾向がみられており、多くの方が強い関心をお持ちであることが想像される。もし、「comprehensive ultrasound」を正確に実施できれば、先述の生検数の急増に対して一定の抑制効果が期待できるかもしれない。しかし、本手法はBモードだけでなく、Doppler、Elastographyすべてを高精度に実施できることが必須である。そうでなければ、偽陰性が急増し、「comprehensive ultrasound」の診断精度が著しく損なわれることになりかねない。
そこで、この「comprehensive ultrasound」について、経験の多い先生方に御講演いただき、正しい手法と実施法、診断有益性を解説していただきたい。
シンポジウム 乳腺・甲状腺・頭頸部体表領域のリンパ節転移診断(指定)
(JABTSとの共同企画)
リンパ節転移診断は病期決定や治療方針に大きくかかわってくる。乳腺・甲状腺・頭頸部体表の各領域における超音波検査での転移診断基準に統一性はない現状のなか、転移診断の現状と限界について、見識を深めたい。
シンポジウム 乳腺腫瘍の病理分類と超音波診断(公募)
(JABTSとの共同企画)
日本乳癌学会の硬癌・充実腺管癌・乳頭腺管癌の分類は、超音波後方エコーと対比可能で、診断にうまく活用されてきた経緯がある。一方、国際的に用いられるWHO分類との乖離、二重基準状態が存在するのも事実である。超音波画像と病理組織の対比という観点をふまえて、今後、超音波診断においてどのように対応していくべきか、議論したい。
パネルディスカッション B-modeのみでは判定困難な甲状腺疾患-血流情報とエラストの臨床応用-(指定)
(JABTSとの共同企画)
判定困難な甲状腺疾患にはどのようなものがあり、その鑑別に血流情報や硬さ情報がどの程度有用か、単独か併用かなど討論したい。
パネルディスカッション 造影超音波が乳腺診療に何をもたらすのか?(公募)
(JABTSとの共同企画)
ソナゾイドが、乳房病変に対して適応拡大(2012年8月)されてから、この新たな造影超音波という手法が広まりつつある。その臨床的意義や問題点に関して議論し、今回のメインテーマである「一歩前へ」に則り、今後の方向性を示すような結論を導き出したい。
基礎
シンポジウム 超音波による定量診断はどこまで可能か?(公募)
超音波定量診断技術は、生体のずり弾性の定量化や、エコー信号の生成過程の検討、超音波顕微鏡による知見により、新しい時代を迎えつつある。その一方で、得られた結果の定量性についての議論は十分ではない。本シンポでは、定量診断技術によって明らかになることと、今後検討すべき課題について議論する。
パネルディスカッション 超音波はどこまで安全か(公募)
従来よりもエネルギーの大きな超音波を用いた診断・治療利術が発展している。エネルギーを大きくしていったときの超音波の生体作用については、十分な検討が行われていない点も多い。超音波の生体作用について最新の知見を基に、超音波の安全性について議論し、今後の課題についても討論する。
シンポジウム 超音波マルチモダリティーイメージング(公募)
(基礎技術研究会・光超音波画像研究会と共同企画)
近年、超音波技術単独での利用からCT、MRIなどの他のモダリティとの融合した技術が広がりつつある。 たとえば、光超音波(光音響)画像技術は、ともに非侵襲性、実時間性、簡便性に優れる超音波と光による生体計測を融合することで、光の持つ酸素飽和度などの機能情報と、超音波による空間選択性を兼ね備えた、新しい医用画像モダリティとして期待されている。 本セッションでは、光超音波イメージングなど、超音波と他のセンシング手法の融合による新たな展開について議論する。
(基礎技術研究会・光超音波画像研究会と共同企画)
パネルディスカッション 超音波による治療技術(公募)
超音波エネルギーを用いた治療は、周囲に損傷を与えずに、対象部位を選択的に治療する技術として重要である。最近では気泡を制御・利用することにより、薬物を選択的に浸透させたり、HIFUによる治療効果をコントロールする技術など、幅広い研究が進められている。本パネルでは、最新の超音波治療技術について紹介するとともに、将来動向について議論する。
消化器
ワークショップ 造影超音波は肝腫瘍以外の消化器疾患に必要か?
現在本邦で使用可能な経静脈性超音波造影剤sonazoido1剤であり消化器領域においては保健適応が肝腫瘍のみとなっている。肝腫瘍性病変に対する造影超音波検査の有用性については、これまでいくつもの報告がなされておりその有用性については論ないを待たない。しかし、造影超音波検査の高い感度とCT・MRIなどの造影剤と比較し副作用が少なく安全性が高い側面より消化器領域においても肝腫瘍以外でも幅広く実臨床の場において使用されている。そこで、ここでは肝腫瘍以外の疾患において造影超音波検査は本当に必要であるのか?という点について再検証を行いたい。血流感度の上昇は勿論、その領域において造影検査を行う事で何が分かるのか?どこまで分かるのか?の発表のほか、導入施設においては実施基準の紹介、造影検査を付加する事の意義・診断的価値、さらには対費用効果を考えた上での総合的な医療的価値などについての討論を目指し、肝腫瘍以外に対する造影超音波検査の必要性についてワークショップ形式で会場で討論を行い本学会としての方向性を見いだせればと考える。
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①造影超音波は肝腫瘍以外の消化器疾患に必要か?:びまん性肝疾患について
- ②造影超音波は肝腫瘍以外の消化器疾患に必要か?:膵臓について
- ③造影超音波は肝腫瘍以外の消化器疾患に必要か?:胆嚢について
- ④造影超音波は肝腫瘍以外の消化器疾患に必要か?:消化管について
ワークショップ 消化管診断:超音波でどこまで診断できる?どこまで診断すべき?
消化管疾患は内容物とくにガスに邪魔され、超音波で観察できるはずない、という根強い批判の中、熱心な研究者の努力により、超音波検査は信頼性の高い消化管スクリーニング手技の一つとして広く認識されるようになった。もちろん消化管の宿命として、内容物、ガスなどの影響を完全に排除することは難しく、病変の部位やサイズによっては、診断に難渋することもある。本セッションでは消化管超音波の理解を深め、日常臨床の場でさらに広く正しく応用されることをめざし、部位ごとの診断可能疾患および疾患診断能につき明らかにしたい。
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①消化管診断:超音波でどこまで診断できる?どこまで診断すべき?:胃・十二指腸について
- ②消化管診断:超音波でどこまで診断できる?どこまで診断すべき?:小腸について
- ③消化管診断:超音波でどこまで診断できる?どこまで診断すべき?:回盲部・虫垂について
- ④消化管診断:超音波でどこまで診断できる?どこまで診断すべき?:大腸について
ワークショップ 肝臓の硬さ診断:その精度と使途
超音波による肝臓の硬さ評価法は、strain imagingとshear wave imagingに大別される。前者は主に線維化を反映し、後者はその他に血流や胆汁鬱滞、脂肪化や炎症浮腫などの影響を受けるといわれているが、それ故に、得られる数値の精度如何によっては、病態把握に極めて有用な情報源となる可能性が高い。本セッションでは、各方法ごとに何をどれくらいの精度で評価できるのか、可能な限り明らかにしたい。
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①肝臓の硬さ診断:その精度と使途:RTEについて
- ②肝臓の硬さ診断:その精度と使途:GEについて
- ③肝臓の硬さ診断:その精度と使途:FibroScanについて
- ④肝臓の硬さ診断:その精度と使途:SWEについて
- ⑤肝臓の硬さ診断:その精度と使途:東芝SWEについて
- ⑥肝臓の硬さ診断:その精度と使途:VTQについて
ワークショップ 腹部悪性腫瘍の早期診断の限界と見逃してはいけない所見
超音波検査の分解能の高さは腹部悪性腫瘍の診断に有用であることはいうまでもない。しかし、装置間の差はあるにしろ実際に早期診断がどこまで可能であるのか?という診断の限界についてはこれまであまり討論がなされていない。また逆にがん診断において絶対に見逃してはいけない所見も存在するのも事実である。超音波検査の弱点として客観性の低さが挙げられるが、他の検査法と異なり検査施行者が目的を持って施行しないとその所見は得られ無いという点にある。そこでここでは肝細胞癌、胆嚢癌、膵癌、消化管の癌の早期診断の限界と、さらにはがん診断として見逃してはいけない所見についての発表を頂き、multi modality時代の現代医療の中での超音波診断の役割と有用性についてディスカッションを行いたい。
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①腹部悪性腫瘍の早期診断の限界と見逃してはいけない所見:肝細胞癌について
- ②腹部悪性腫瘍の早期診断の限界と見逃してはいけない所見:胆嚢癌について
- ③腹部悪性腫瘍の早期診断の限界と見逃してはいけない所見:膵臓癌について
- ④腹部悪性腫瘍の早期診断の限界と見逃してはいけない所見:胃癌・大腸癌について
シンポジウム Critical pointを決定する超音波のサイン(公募)
超音波検査は、消化器の分野においては触診代わりといってもよい装置である。簡便かつ非侵襲的な検査法であるため、繰り返し施行できることも含め臨床上の大きな利点となっている。このような背景の中、もう一つの特徴として超音波検査の時間・分解能の高も忘れてはいけない長所であるといえる。そこで、ここではこれらの特性を活かし、手術の適応の決定、治療法の選択の決定、治療介入時期の決定など超音波所見がこれらの契機になる所見について発表を頂きたい。特に幅広い疾患におけるそれらの所見について実例を呈示し、会員の皆様方の明日からの診療に役立つような企画を目指す。
シンポジウム もう一度考える、組織所見から見た超音波画像(公募)
超音波検査の分解能の高さはいまさらいうまでもない。超音波画像は組織所見を反映しているが、細胞一つ一つを描出するわけではないため、時として病理診断との乖離を生じること経験する。しかしながらある集合体としての超音波画像を評価した場合には、細胞1個1個の情報とは異なる有益な情報をもたらしてくれることもまた事実である。そこでここでは、消化器の分野において幅広い疾患に対し、超音波画像と病理組織所見を対比し、超音波画像がどのような組織所見から得られるのか?そのエコー源は何か?などについてのディスカッションを行いもう一度エコー画像の成り立ちについて考えて行きたい。
シンポジウム 消化器疾患における新技術(公募)
最近のデジタル技術は、飛躍的な進歩を示している。立体情報のリアルタイムな映像化、複数の画像の融合技術による治療シミュレーション、種々の原理に基づいたエラストグラフィー、そして高フレームレート表示法など新しい技術が絶え間なく開発・導入されている。結果として各種疾患の診断や治療のストラテジーにも変化を認め、病理学的診断と同等の情報を獲得するとともに治療成績も格段に向上した。本シンポジウムでは、新たな超音波技術をご呈示して頂くとともに、その応用が従来の消化器診療に与えるインパクトを具体的にお示しいただきたい。
シンポジウム 腹部検(健)診判定マニュアル導入の壁vs導入事例(公募)
(消化器がん検診学会共同企画)
2011年消化器がん検診学会からうぶ声を発生した腹部超音波がん検診基準は、その後改訂を重ね、事後指導も合わせ、さらには本学会、日本人間ドック学会の3学会共通でこの腹部検(健)診判定マニュアルとして2014年に発表されるまでに至った。これまで何回かカテゴリー判定については本学会をはじめ各学会でも討論も行われてきた。しかし、現状では導入施設が限られており、このままでは“絵に描いた餅”になりかねないとも考えられる。そこでここでは現状の腹部検診マニュアルの問題点・解決方法を洗い出すと共に導入に対する現状の環境も含めた障害を考え、実際に導入した施設の導入方法を参考に将来の普及への道を考えたい。
(消化器がん検診学会共同企画)
パネルディスカッション びまん性肝疾患の超音波診断(指定)
びまん性肝疾患のいくつかは、B-mode画像から診断が可能であり、また近年の造影法、硬さ計測法などを加えることにより、診断能の向上が期待されている。その一方で、これらの手法の客観性・定量性について、あるいはそれらがどこまで検査者の経験・熟練を要するのか、不明瞭なことも多い。本セッションでは、現在注目される診断法の紹介に加え、上記の課題について臨床的有用性に注目した討論を行いたい。
パネルディスカッション 超音波による放射線治療・化学療法の効果判定(公募)
完全壊死を狙える肝細胞癌の治療のひとつとして、保険が適応する体幹部定位放射線治療、適応外だが大きな腫瘍にも効果が期待できる重粒子線、陽子線のよる放射線治療があるが、術後は炎症に伴う腫瘍濃染が維持されるため効果判定に工夫を有する。一方、完全壊死の可能性は低いがSorafenib、 IA call 等のchemotherapyの治療効果判定では主結節以外にも腫瘍が存在し、評価が容易ではない。上記の治療における超音波での効果判定の有用性の有無を他のmodalityとの比較を含め検討したい。
パネルディスカッション 適切なRFAのsafety marginとは?(公募)
一般的肝細胞癌のRFA治療のsafety marginは5mmといわれているが、実際にはよく解明されていないことも多い。まずは正確にsafety marginを測定するにはどのような手法があり、いつ評価すべきか?
一方、肝臓は脈管に富んだ臓器であり、腫瘍脈管に接したり、腫瘍が辺縁に存在する場合もあり、実際には何パーセントの症例で5mm以上確保できているのか?もし5mm確保できない場合でも何mmあればいいのか?多血と乏血ではsafety marginサイズは異なるのか?腫瘍全体を適切に熱凝固するためにはどのような工夫をしたらいいのか?
これらに関してみなさんの御意見をお待ちします。
運動器
シンポジウム 運動器エコーに必要な超音波技術の現在そして将来(指定)
既に他領域で発展してきた超音波検査の技術を、運動器の診療にいかに活かしていくかを論点にする企画としました。プローブと画質、SMIなどの血流やドプラ法、硬さの評価、フュージョンや3D、さらには運動器のために開発された穿刺のサポートなども含めて、運動器領域の超音波診療の将来を見据えたディスカッションを期待しています。
シンポジウム
運動器エコーの現状と将来を医師・臨床検査技師・理学療法士が熱く語る(指定)
運動器疾患に対するエコーは画像診断のツールたけではなく、エコーガイド下の注射などのインターベンションを行なう診療のツールであり、運動器の診療を行う際の必須のツールとなりました。今回、エコーを日常診療に活用している様々な診療科の医師(整形外科医、リウマチ医、スポーツ医、総合診療医)、臨床検査技師、理学療法士の方々に運動器エコーの現状と魅力、問題点(装置自体、画像技術等)、将来像についてディスカッションしていただくシンポジウムを企画しました。運動器エコーを学会員に広く・深く紹介し、ディスカッションして欲しいという住野会長の熱意で企画されたシンポジウムです。
パネルディスカッション 関節リウマチの日常検査法を考える(公募)
既に、関節リウマチにおける超音波検査法のガイドラインは出ていますが、各施設で検査時間や検査方法がまちまちなのが現状です。今回は、立場の違う数施設の検査方法をご紹介いただき、医師と技師それぞれの職場環境も踏まえて、施設の検査方法と評価方法の現状と将来像に関して考える企画としました。検査方法だけではなく、装置の選定方法やデータの管理方法なども、会場全体でディスカッションし、共に考えられる内容にしたいと考えています。
血管
ワークショップ 周術期における血管エコーの役割を検証する
スクリーニング検査にはじまり治療を目的とした術前後の精密検査まで血管エコーが果たす役割は大きい。全身の動脈と静脈のほとんどの血管は超音波検査で評価可能であり、当会からも血管領域毎に検査法のガイドラインがいくつか提唱されている。今回、「脳血管」「胸腹部血管」「下肢動脈」「下肢静脈」「バスキュラーアクセス」の各疾患について、周術期における血管エコーの役割を検証する。
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①周術期における血管エコーの役割を検証する:脳血管疾患について
- ②周術期における血管エコーの役割を検証する:胸腹部血管疾患について
- ③周術期における血管エコーの役割を検証する:下肢動脈疾患について
- ④周術期における血管エコーの役割を検証する:下肢静脈疾患について
- ⑤周術期における血管エコーの役割を検証する:バスキュラーアクセスについて
ワークショップ 臨床の現場から見た血管エコーガイドラインの役割と課題
血管エコー領域において、2008年より順次、頸動脈領域、下肢静脈領域(深部静脈血栓症)、大動脈・下肢動脈領域、腎動脈領域とさまざまな領域でガイドラインが作成された。しかし、実臨床の場でどこまで有効に活用されているのか?問題点はないのか?など検証が必要な部分も多い。本セッションでは、各領域のガイドラインにおいて、実際の活用方法、問題点、これからの課題を抽出し、今後の血管エコーガイドラインのあり方を話し合う場を設けたい。
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①臨床の現場から見た血管エコーガイドラインの役割と課題:血管エコーガイドライン作成に関わる共通課題について
- ②臨床の現場から見た血管エコーガイドラインの役割と課題:頸動脈エコー領域について
- ③臨床の現場から見た血管エコーガイドラインの役割と課題:深部静脈血栓症について
- ④臨床の現場から見た血管エコーガイドラインの役割と課題:大動脈・下肢動脈領域について
- ⑤臨床の現場から見た血管エコーガイドラインの役割と課題:腎動脈領域について
シンポジウム Vascular accessの管理と治療にエコーを活かす(指定)
Vascular Access(VA)の良否は血液透析患者の生命予後を左右する一因である。よって良好なVAを維持するためには適切な管理と治療が必要となる。VAの評価において、機能的評価と形態的評価が可能なエコーは優れたツールであり、今後さらに普及すると予想される。今回、VAの管理と治療についてエコーをどのように活用するかということを考える場としたい。
パネルディスカッション
臨床医に伝える血管エコーレポート~何を見て何を伝えるか?~(指定)
血管エコー検査は、様々な診療科から依頼され、検査目的も変化に富むため、依頼情報を十分把握し、臨床に活かせるレポートを作成しなければならない。
血管エコーでは何を見て何を伝えるのか?またどのように記載すれば、間違いなく伝えられるのか?
技師が伝えるべき所見や医師が求める血管エコーレポートの理想を模索したい。
パネルディスカッション ここまで観る!血管エコーの極意(指定)
頭蓋内から四肢末梢まで、血管エコーの観察領域は広範囲・多岐にわたる。しかしながら、血管エコーの利点をフルに活かして臨床に役立てている施設は思いのほか少ない。本セッションでは、血管エコーのエキスパートに各領域ごとの極意を講演いただき、これからの血管エコー検査をレベルアップさせる、糧となるようなセッションを目指す。
泌尿器
ワークショップ 泌尿器科領域の挑戦的研究
未だ明らかな有用性が示されていなくても、ユニークな発想で臨床に活かそうとする新たな取り組みにスポットを当てて、今後さらなる発想・開発のきっかけになるような討論の場としたい。
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①前立腺癌診断における前立腺エラストの有用性
- ②ウロダイナミクスにおける超音波装置の有用性
- ③尿道超音波の有用性
- ④尿道の超音波~ソノウレスログラフィの新境地~
ワークショップ 泌尿器疾患における超音波の新たなる可能性
泌尿器疾患での造影超音波の新たなる可能性と有用性を検討する場としたい。
<本WSでは以下の要望演題ポスターを募集します>
- ①泌尿器疾患における超音波の新たなる可能性:腎疾患について
- ②泌尿器疾患における超音波の新たなる可能性:前立腺疾患について
- ③泌尿器疾患における超音波の新たなる可能性:精巣疾患について
シンポジウム 泌尿器科疾患の診療プロセスにおける超音波検査の役割(指定)
(第40回日本超音波検査学会との共同企画)
看護士、検査士の役割を改めて検討する。また、急性疾患での診療のプロセスでの超音波検査の流れを理解することで、新たな「学び」が生まれることを期待する。なお、本セッションは日本超音波検査学会との共同開催の予定である。
パネルディスカッション 女性骨盤底機能の超音波診断(指定)
女性骨盤底の問題は、人間が直立歩行をするようになったことに端を発し、その発症には妊娠・分娩と加齢が大きく関与していることが知られている。その症状は、下垂感とともに尿失禁や排尿困難などが挙げられ、中高年女性のQOLを著しく低下させることになる。近年女性骨盤底疾患の重要性に関する認識が高まっており、泌尿器科、産婦人科など多科横断的に「骨盤底センター」を併設した施設もみられるようになってきた。骨盤底疾患に対する超音波診断は非侵襲的で、動的変化が容易に観察できるなどの利点があり、急速に一般臨床に普及してきている。本パネルディスカッションでは、泌尿器科、産婦人科の骨盤底のエキスパートにご登壇いただき女性骨盤底疾患の診断・治療における超音波検査の役割について勉強を深めたい。
産婦人科
パネルディスカッション 妊娠初期胎児スクリーニングのあり方(公募)
妊娠中期以降の胎児形態異常スクリーニング検査に比べて、妊娠初期の胎児スクリーニング検査は一般的には普及していない。一方、詳細な妊娠初期胎児スクリーニングを実施している施設もある。また、妊娠初期では、染色体異常のリスク評価を行うスクリーニング検査と形態異常のスクリーニング検査が混同されている感がある。本パネルディスカッションでは、この2つのスクリーニング検査について整理し、妊娠初期の胎児スクリーニングのあり方を学ぶことを目的とする。
パネルディスカッション 卵巣腫瘍の悪性・良性の鑑別法(公募)
卵巣腫瘍に関しては、本学会による卵巣腫瘍エコーパターン分類があるが、わが国の一般産婦人科臨床では、CT、MRI、PETなどが重要視される傾向にある。一方、海外では超音波検査によるInternational Ovarian Tumor Analysis trialがよい成績を上げているとの報告がある。本パネルディスカッションでは、それぞれ異なるやり方を推奨する立場の専門家の意見を聞いて、超音波検査による卵巣腫瘍の悪性・良性の鑑別法について学ぶことを目的とする。
パネルディスカッション 胎児心臓スクリーニング方法をどうする(公募)
胎児心臓の形態異常スクリーニング検査では、四腔断面だけを観察する方法や肺静脈なども含めて詳細に観察する方法、四腔断面から断面を平行移動させて大血管を観察する方法や観察断面を回転させて大血管の流出路を確認する方法など、どこまで観察するか、どうやって観察するかなど、各施設(各検査者)によって異なる方法が用いられている。本パネルディスカッションでは、それぞれ異なるやり方を推奨する立場の専門家の意見を聞いて胎児心臓スクリーニング方法を学ぶことを目的とする。
シンポジウム 経会陰超音波検査は産婦人科の必須の検査法になりうるか (公募)
経会陰超音波検査が、骨盤臓器脱や分娩時損傷の診断、分娩進行の評価などで使われ始めているが、未だ一般的とは言えない。本シンポジウムでは経会陰超音波検査の実際と臨床的意義などを学ぶことを目的とする。
シンポジウム 最近の超音波診断装置で胎児のどこまで観察可能か(公募)
超音波診断装置の進歩はめざましく、空間分解能、コントラスト分解の向上とともに、従来は観察が困難であったような胎児の細かい部分まで観察できるようになった。しかし、それが正常所見なのか否かの判断に迷うことも少なくない。本シンポジウムでは、それら(例えば、胸腺、甲状腺、副腎、脾臓、肛門括約筋、食道、咽頭など)の正常像、病的所見について学ぶことを目的とする。
超音波検査時に作成する報告書に関して、各領域別にその標準的な書き方を提示する。特に日本超音波医学会認定超音波検査士を取得する予定の方は必聴で、超音波検査実績として提出するレポート等の書類作成時のポイントや注意する点について、各領域の指導医の先生方に詳しく解説して頂く。実績報告書作成時の参考にして頂きたい。